修了生インタビュー
2022年度入社の森田氏と久保田氏に、入社後3ヶ月間の新人研修の学びについて聞きました。
新人研修で仕事をするための必要な知識を習得できたので、
すんなりと職場に馴染めたと思います。
3ヶ月間のおおまかな流れを教えてください。
久保田:入社後最初の1ヶ月は、座学が中心でグループ内の各部署の仕事内容について詳しく説明を受けました。2ヶ月目からは実技研修が始まり、機械や工具を実際に体験しながら、基礎的な知識と技術を学びました。最後の1ヶ月は、自分専用の台車を製作して、3ヶ月間の新人研修が終わりました。
新人研修を振り返っての感想を聞かせてください。
森田:3ヶ月間ずっと楽しかったです。特に実務研修が面白く、溶接以外は初めて体験することだったので、ワクワクというか興味津々でした。
久保田:僕も楽しかったです。でも最初は、不安の方が大きかったです。高校の先生から、製造業の仕事は機械を触るので、ひとつ間違えたら怪我をさせたり、大きな事故に繋がるから気をつけてくださいと聞いていたので、機械をきちんと扱うことができるか不安でした。
新人研修を受けて良かったこと
森田:僕は高校では溶接科に在籍し、溶接の基礎を3年間学んできました。資格も取得してきたのですが、仕事をしていくためには、より専門的で高度な技術が必要だということがわかりました。また、溶接以外の機械や工具を実際に触れることができ、工業の基本を学べたことが良かったと思います。
久保田:僕も工業高校出身で、色々な分野の勉強をしてきましたが、このポラリスアカデミーで、改めて基本を一から学べたことが良かったと思います。新人研修で、仕事をするための必要な知識を習得できたので、すんなりと職場に馴染めたと思います。
新人研修を終え、配属先が決まった時どう思いましたか?
森田:すごく嬉しかったです。この会社で溶接の仕事がしたいと思い入社したので、もし違う部署になったらと不安でしたが、溶接チームに配属と聞いて良かった、頑張ろうと思いました。
久保田:僕も希望通りでした。就職活動中、北海鉄工所の求人に大型のプレス機があるのを見つけて、僕もプレス機で鏡板をつくってみたいと思い応募したので、希望が叶って嬉しかったです。
実際に仕事をしてみてどうですか?
森田:配属前は、溶接チームは溶接だけしていればいいとイメージしていたのですが、実際に現場につくと全然違って他の技術も必要でした。製品を運ぶクレーンの運転、グラインダーで研磨作業など、覚えることがたくさんあり大変ですが、たくさん経験を積んで早く技能を身につけたいと思います。
久保田:僕は今、1000tプレス機を担当していて、最近、プレスを自分で押しはじめたんですけど、外からみていたのと、実際にやってみたのとでは全然景色が違いました。責任重大で、ミスをしないようにと思うとめちゃくちゃ緊張します。
立ち行かなくなった時は、
一旦離れて遠くから見たり、
周りからみてみなさいと教えてもらいました。
研修で学んだことが仕事にどのように活かせていますか?
森田:研修で、グラインダー作業やガス作業など、機械や工具の操作方法を一通りできるようにしてもらっていたので、それは僕の仕事の大部分で役立っています。高校で溶接ばかり勉強してきたので、ポラリスアカデミーで習っていなかったら他の機械はできなかったので、活かせてるなと思います。
久保田:作業で言うと、正直あまり関係ない方かなと思います。でも講師の方から、ものづくりをしていて立ち行かなくなった時は、一旦離れて遠くから見たり、周りからみてみなさいと教えてもらいました。この考え方は、プレスの仕事にとても役立っています。
研修で印象に残っていること、思い出に残っていることは
森田:やはり、台車を作っている時のことを一番に思い出します。図面を描いて、一枚の平板から材料を切って、自分で組み立てて形が完成したときは、頑張って良かったと達成感でいっぱいになりました。
製作しているときは、何回も作業が止まりました。図面を描くときは、先生から細かなところを指摘され、ああそうかと気づき描き直したのですが、実際製作していくと思っていたのと違ったりして、色々付け加えてもらいました。台車は今、実際に現場で使っています。自分の愛車みたいな感じで、道具を掛けるところを作ったので自分の工具を収納しています。
久保田:僕も台車を作ったことが一番印象に残っています。僕は図面の段階で欲張っちゃって、引き出しとかいろんなものをつけたら、組み立て始めたら時間が足りなくなって、仕方なく省いてしまいました。ものづくりってめっちゃ大変なんやなと、その時感じました。
森田:僕らは出来上がったのが、ホンマにギリギリだったんです。研修のギリギリ最後まで残って作業して二人で完成させたんですけど、その時、ええもんできたなあって二人で褒め合いました。
久保田:自分のが一番ですけどね(笑)。
森田:そりゃそうです(笑)。
学ぶ環境に恵まれていることが、
私達のやる気に繋がっていると思います。
今後の目標を聞かせてください
森田:今は、与えられた仕事を覚えるのに精一杯で目標は特にないですが、将来は管理する立場になって活躍してみたいなというのがあります。
久保田:目先の目標は、オペレーターのひとりだちです。今は先輩がずっと隣について、僕がプレスを押して みたいなことをやっているので、その先輩が休みなどで居ない時でも、他の相方を付けて自分ひとりで任せてもらえるようになるのが目標です。
これから新人研修を受ける後輩に一言メッセージを
森田:ポラリスアカデミーの新人研修は、座学と実技の両面から工業の基礎が学べ、充実していると思います。僕ら同期がもう一人いて、その同期は大卒で未経験でしたが、この新人研修で知識を詰め込み、今、東京工場で頑張っていると聞きました。学ぶ環境に恵まれていることが、私達のやる気に繋がっていると思います。
久保田:先生は優しくてなんでも話せるし、わからないことは質問したらなんでも答えてくださいます。研修期間中、ずっと同級生といられるので仲良くなれてそれが楽しかったです。ポラリスアカデミーが修了し、本社へ配置になった時は不安でしたが、同期が隣にいてくれたので、心強かったし安心でした。入社してすぐはひとりで不安だと思うので、このポラリスアカデミーで同期と親睦を図るといいと思います。